EUROで注目を集めたハンガリー代表 期待の若手が選んだステップアップ先とは

ウルブズの新監督が欲しがるハンガリーの才能とは photo/Getty Images

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来季のウルブズはどう変化するのか

イタリア代表の優勝で終わったEURO2020。大いに盛り上がりを見せたこの大会だが、グループステージでは死の組と言われていたドイツ、フランス、ポルトガル、ハンガリーからなるグループFに注目が集まっていた。優勝候補3ヵ国のサバイバルももちろんだが、それ以上にダークホースとなったハンガリーの存在も大きかった。彼らは2分1敗と勝利なく今大会を去ったが、ドイツとは2-2と互角に戦っており、実力を証明している。

そんなハンガリー代表からプレミアリーグへステップアップする選手が現れるようだ。21歳のベンデグーズ・ボラのことだ。このEUROではベンチ入りのみだった彼だが、代表未招集ながら大会前の強化試合となったキプロス戦で初招集、初出場を果たしており、ハンガリー代表の期待の若手だ。

英『90min』によればそんなボラに対し、プレミアのウルブズが獲得に手を挙げているという。

ボラの主戦場は右サイドバックだが、右ウイングバックとしてもプレイが可能な選手だ。攻撃では前線にオーバーラップする意識が強くボックス内での仕事も期待できる。また、クロスも得意としており、ラウール・ヒメネスとの相性も良いだろう。更にフル代表に招集される前はU-21のハンガリー代表のキャプテンとして欧州選手権の切符も掴んでいる。

このようにキャプテンシーを持ち合わせているボラだが、ウルブズでのライバルはネウソン・セメドか。昨季は彼がリーグ戦34試合に出場しており、右サイドで不動の地位を築いている。新監督であるブルーノ・ラージがどのようなスタイルで試合に臨むのかはまだ分からないが、サイドバックでもウイングバックにしてもボラの加入は右サイドに良い競争力を生むことになるだろう。

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