冨安のトッテナム移籍が近づく CLは遠のくが悪くない判断か

冨安はトッテナムに移籍するのか photo/Getty Images

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昨季はリーグ7位のスパーズ

直近で話題に挙がることの多いボローニャ所属のDF冨安健洋の移籍。同じセリエAのアタランタが有力候補であると報じられてきたが、現在はプレミアリーグのトッテナム移籍が近づいているという。

はたして冨安はどこで起用されるのか。スパーズの監督であるヌーノ・エスピリト・サントは昨季ウルブズで4バックと3バックを併用しており、起用されるのであれば、センターバックと右サイドバック、ウイングバックとなるか。

ポジションを争うことになるのはセンターバックであればエリック・ダイアー、トビー・アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ジョー・ロドンとなっており、名のある選手が揃っているが、どの選手もシーズンを通して安定することは少なく、そういった意味では移籍も悪くないと言える。

また、昨季のスパーズの弱点であった後方からの組み立てでは冨安に分があるか。彼の強みであるパス出しや運べる能力が前述した4人に引けを取らないだろう。また、冨安が安定したパフォーマンスを披露出来れば、スタメン入りも難しくないだろう。

しかし、気になるのは欧州大会への参加頻度だ。18-19シーズンではマウリシオ・ポチェッティーノ監督のもとCLではファイナルに進出したが、翌年には成績不振から解任され、ジョゼ・モウリーニョが新指揮官となったが、彼も解任されている。

新監督のヌーノもウルブズでは中位が限界であり、プレミアで上位チームを指揮するのは初だ。また、スパーズの中心選手であるハリー・ケインが移籍を明言しており、CLが更に遠のく可能性もある。

だがスパーズではCLはなくとも、レベルの高いプレミアリーグにもまれて良い経験となるだろう。スパーズとアタランタはどちらも素晴らしいチームであり、確実にステップアップとなるはずだ。今後の日本の未来のためにも、選択は慎重に行って欲しい。

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