5大リーグ外でもメリットは多し 古橋が選んだセルティック移籍

海外挑戦が決まった古橋 photo/Getty Images

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遅いと言ってもまだ26歳だ

先日発表されたヴィッセル神戸所属FW古橋亨梧のセルティック行き。既にクラブ間合意を済ませており、メディカルチェックをパスすれば正式に契約が結ばれるようだ。26歳と少し遅めの海外挑戦となった古橋だが、今季の活躍を見れば既に日本に収まる器ではないことは分かっており、この挑戦は日本にとって良い移籍となるだろう。

ではなぜ、スコットランドのセルティックなのか。一つはやはり監督に就任した元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルーの存在は大きいだろう。2018年から日本で指揮を執っていた彼なら古橋の特徴や使い方は分かっているはず。そしてセルティックは今季のCL本戦に出場できる可能性がある。21日にミッティランとの試合が行われるが、これはCLの予選ラウンドであり、これを勝ち進めば本戦に出場できる。また、本戦であれば多くのビッグクラブと対戦でき、ザルツブルク時代の南野拓実のようにインパクトを残せば、引き抜かれる可能性も低くないだろう。

新監督であるポステコグルーはマリノスでは[4-2-3-1]を使用しており、セルティックでもベースは前述したスタイルになるだろう。であれば、古橋は前線1トップでの起用か。

ライバルとなるのは昨季チーム得点王のFWオドソンヌ・エドゥアールだ。23歳のエドゥアールは昨季リーグ16得点を挙げており、彼とポジションを争うことになる。またエドゥアールはレスター・シティやアーセナルといったプレミアの強豪クラブから関心を持たれている選手であり、移籍がなければ良い刺激を受けるはずだ。

古橋には5大リーグに行ってほしかったという声もあるが、セルティックでも十分に成長できると考えられる。監督が元Jリーグの指揮官とあまり前例のない今回の移籍だが、古橋がどこまで成長するのか非常に楽しみである。

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