延期がなければEURO招集すらなかった? 来季プレミアで大活躍が予想されるイングランド代表MF

来季はどのような活躍を見せるか photo/Getty Images

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フィリップスはどこまで成長するのか

UEFA EURO2020はイタリア代表の53年ぶりの制覇で幕を閉じた。7月から始まる東京オリンピックが終われば、すぐさま欧州サッカーリーグが開幕。プレミアリーグはすでに開幕から1ヶ月を切っており、各クラブもスタートダッシュに向けて本格的に指導する時期にもなってくる。

来シーズンのプレミアリーグで注目したい選手が、リーズのカルヴィン・フィリップスだ。EUROでもイングランド代表で主力として活躍。チームを決勝へ導き最後はPK戦で敗れてしまうものの、PKを外したブカヨ・サカに一番に駆け寄ったシーンは印象的だった。

そんなフィリップスは今季がプレミアリーグ初挑戦だった。リーズのアカデミー出身だった彼は、2014-15シーズンにトップチームへ昇格。昨季昇格1年目を戦ったクラブで、初のプレミアを経験する。EUROが延期しなければ彼の選出もなかったかもしれないことを考えるとイングランドやフィリップス自身にとっても延期開催は大きな影響をもたらしたことだろう。
特徴的なのはマルセロ・ビエルサ監督の下で鍛えられたスタミナだ。EUROでは全7試合にスタメン出場。その中で総走行距離でイタリアのジョルジーニョに次ぐ82.99kmと大会2位を記録。フィリップスの強靭なスタミナに加えて足元の技術やプレイメイキングは、来季もプレミアで大きく活躍することだろう(データは『talksport』より)。

またイングランドのトップリーグで1年間戦い抜き、欧州の国際大会という大舞台も経験したことにより今季非常に大きな経験値を得たことだろう。フィリップスにはさらなるパワーアップに期待ができそうだ。

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