ハーランドの代わりは“身長2m”の点取り屋? チェルシーが狙う大型FWとは

2020-21シーズンはシュツットガルトで印象的なパフォーマンスを披露したカライジッチ photo/Getty Images

代替候補にシュツットガルトの24歳が浮上

今夏ストライカーの補強を狙っているとされるチェルシー。その最優先候補とされるのはドルトムントに所属するFWアーリング・ハーランドだ。しかし、同選手の獲得には1億ユーロ以上もの移籍金が必要と噂されることもあり、チェルシーにとってこの移籍ミッションは大変困難なものとなりつつある。ハーランドは間違いなく有能なストライカーだが、獲得失敗に備えてブルーズは今からでも別の候補にアプローチをかけるべき。現地ではそんな論調も高まっている。

そういった状況のなか、ここにきてハーランドの代替候補として浮上しているのがシュツットガルトに所属するFWサーシャ・カライジッチ(24)だ。英『Daily Mail』によると、チェルシーはハーランドへのアプローチこそ継続するものの、その興味は次第にカライジッチへと傾いているという。

2020-21シーズンはブンデスリーガ33試合に出場し、得点ランキング6位となる16ゴールを挙げたカライジッチ。2mの長身からくる空中戦の強さに加えて、足元の技術を活かした味方へのサポートもできる同選手は代替候補として悪くない選択肢といえるだろう。データサイト『SofaScore』によると、シュート決定率も23.53%と高水準。昨季チェルシーでプレイした選手のなかで同スタッツが20%を超えた選手はいなかっただけに、少ないチャンスをモノにできる彼は大きな得点源となることが期待される。

ハーランドと比べてしまえばやや小粒かもしれないが、備えている才能は間違いなく高いレベルにあるカライジッチ。英『The Athletic』によると、シュツットガルトに売却の意思は今のところないようだが、ハーランドのために用意していた移籍金を使って市場評価額よりも高額なオファーを提示すればチャンスはあるだろう。

はたして、チェルシーが取り組むストライカー補強はどのような選手の獲得で幕を閉じることとなるのか。2021-22シーズンの開幕までは1カ月を切ったなか、強化部の手腕が試される。

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