プレミア王者がEUROを沸かせたドリブラーを獲得へ マフレズとの両ウイングは破壊力抜群だ

欧州選手権で価値が跳ね上がったキエーザ photo/Getty Images

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彼のドリブルは違いを生み出せる

ハリー・ケイン、ジャック・グリーリッシュといったイングランドを代表する2大エースの獲得を目指しているマンチェスター・シティだが、新たなターゲットとしてユヴェントスのFWフェデリコ・キエーザが浮上しているようだ。

伊『Calciomercato』によれば指揮官であるジョゼップ・グアルディオラがキエーザの才能を高く評価しており、今夏での獲得を目指しているという。確かにEURO2020では素晴らしい活躍を見せており、成立すれば良い補強となるが、移籍金に関しては前述した2人と同額を支払うことになるか。報道によればチェルシーが先日、キエーザに約130億円のオファーを出したが断られたともいわれており、そうなれば誰かを諦めないといけない。

それを加味してもキエーザがマンCに加入すれば、得られるものは大きい。両サイドを任せられるアタッカーでユヴェントスでは主に左サイドを担当している。彼の前のめりなドリブルの切れ味は素晴らしく、代表で披露した何がなんでもフィニッシュへと持っていく勢いのある突破はイングランドでも通用するはずだ。

マンCではラヒーム・スターリングと比較されることになるが、ドリブルでの突破に関してはキエーザが上をいくだろう。スターリングもドリブラーとして評価されることもあるが、対策されると機能しなくなることもあり、EUROでは素晴らしい活躍を見せたが、クラブではまだスランプから抜け出せていないのが現状だ。また、スターリングには放出の噂もあり、その穴埋めとしてキエーザを狙うのであれば、納得の人選だ。

マンCの攻撃は左サイドをパスで崩し、右サイドはリヤド・マフレズの個での突破が多いが、キエーザが加われば両サイドから破壊力抜群のドリブル突破が見られるか。

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