日本の窮地を救った“ナンバー10” 終盤で実った狙い続けた攻撃と岩渕真奈の得点力

岩渕は決定力を見せつけた photo/Getty Images

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84分に同点ゴールを決める岩渕

女子日本代表は東京オリンピックの第1戦でカナダと対戦。開始早々に失点する厳しい展開となるものの、後半に追いつき1-1のドローで終了した。同点ゴールを決めたのは、10番を背負う岩渕真奈だった。

1点ビハインドの試合終盤に日本の猛攻が実った。カウンターから縦に速く仕掛けると、相手の裏への抜け出した岩渕がコースを狙ったシュートを放つ。ボールはゴールへと吸い寄せられ、同点弾を決める。再三狙っていた裏のスペースを突く動きが、終盤に結果として形になった。

日本は後半開始早々にも相手のスペースを突いて田中美南がPKを獲得。PKを決めることはできなかったが、DFの裏を狙う動きからチャンスをつくっていた。岩渕の得点も、カナダの足が止まった終盤に炸裂した狙い通りのプレイだっただろう。それに加えて岩渕の得点力の高さが相まって同点ゴールへとつなげることができた。
カナダと引き分けた日本は、第2戦でイギリス、第3戦でチリと対戦。グループステージ突破のためには次戦のイギリス戦は勝ち点3が必須となる。日本の“ナンバー10”が次こそは勝利へ導く得点を決めてくれることだろう。

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