これで久保建英は良い流れに乗った 南アフリカの堅守をこじ開けた一撃

決勝点を決めた久保建英 photo/Getty Images

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幸先良いスタートとなった

南アフリカ代表との東京五輪グループステージ初戦を1-0で勝利したU-24日本代表。終始、ボールを支配しながらも決めきれず、引き分けが頭に浮かぶ中、後半26分に久保建英が決勝点を挙げ、まずは勝ち点3を獲得した。

南アフリカの堅守に苦しめられたこの試合だが、90分間を通じてゲームをコントロール出来ていた。守備に関しても吉田麻也を中心とした冷静な守備陣がしっかりと跳ね返し、攻撃陣は久保を起点に攻撃が作られていた。

特に久保と堂安律のコンビネーションは素晴らしく、敵陣深い位置でも彼らのパスワークでシュートコースを作っており、日本を代表するレフティは十分に通用していた。チャンスメイクに関しても、ラストパスの質が高く、決められればというシーンは散見されており、これは今後の課題となるか。

決勝点の場面では右サイドからカットインし、ファーサイドに強烈なシュートを沈めており、ほぼ理想的な流れからのゴールだといえる。以前までは無理にボックス内に進入し、止められているシーンもあった。しかしこのゴールは今後の彼のプレイにも良い影響を与えるだろう。

昨季は所属クラブであるレアル・マドリードからレンタルに出されていた久保だが、ビジャレアル、ヘタフェと両チームで思ったような結果は残せず、フラストレーションのたまる1年であっただろう。それを払拭するかのような活躍を今大会で期待したい。

次節は25日にメキシコ代表と対戦する。メキシコは初戦であるフランス戦に4-1で大勝しており、南アフリカ同様、難しい相手となるはずだ。

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