オナイウ阿道を失うも選手層の厚いマリノス 今後の注目はサイドアタッカーのブラジル人FW

安定したパフォーマンスを見せるエウベル photo/Getty Images

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補強が上手なマリノス

フランス2部のトゥールーズへオナイウ阿道を売却した横浜F・マリノス。首位川崎フロンターレに食らいついている唯一のチームだっただけにこの時期での主力の放出は痛いが、マリノスの選手層は厚く、更に新監督の就任とここでの大崩れは無いと予想できる。その中でも今後もチームを引っ張る存在になるのはFWエウベルだ。

エウベルは今季からマリノスに加入した選手で今までは母国であるブラジルでプレイしており、初の海外挑戦となっている。慣れない土地でのプレイはやはりコンディション調整やホームシックなど、不調に陥る要因はいくつか考えられるが、ここまでリーグ戦では19試合に出場し、3ゴール4アシストと加入初年度から攻撃面で輝きを見せている。

ポジションは主にサイドのアタッカーを担当することが多く、どちらのサイドでも良さを発揮できる点がエウベルの強みだ。左サイドであればカットインからのシュートがあり、右サイドでは縦への突破や右足でのピンポイントクロスを持っている。直近の福岡戦ではオナイウへの素晴らしいクロスから得点をお膳立てしており、能力の高さを見せつけている。攻撃面だけでなく、守備でも頑張れる選手であり、マリノスの素晴らしい補強の一つである。

Jリーグでの外国籍選手の補強でいえば、浦和レッズのキャスパー・ユンカーが話題になることが多いが、エウベルもユンカーに劣らない良い選手だと言える。

得点源であるオナイウを失ったマリノスだが、9番にはここまで10得点の前田大然や今季加入のレオ・セアラが控えている。サイドには仲川輝人、新加入の宮市亮とエウベルに並ぶ選手が多く在籍しており、今後のマリノスの躍進には要注目だ。

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