2014年のW杯“No.1サプライズ” 7年後の今も主力を張る実力者たち

コスタリカ代表を支えるブライアン・ルイス photo/Getty Images

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今も変わらず活躍中

2014年のワールドカップ・ブラジル大会で1番のサプライズといえば、コスタリカ代表の大躍進だったのではないか。

コスタリカは当時のワールドカップでグループEに入ったのだが、ここは死の組と話題だった。イングランド代表、イタリア代表、ウルグアイ代表が同居しており、この3チームによる戦いになると予想されていたのだ。

ところが、このグループをリードしたのはコスタリカだった。初戦でウルグアイを3-1のスコアで撃破すると、第2戦目ではイタリアをも1-0で撃破。最終戦でもイングランドと引き分け、死の組を2勝1分で突破した。これを予想していた人はほとんどいなかったはずだ。
当時のチームを引っ張っていたのは、GKケイロル・ナバス、MFクリスティアン・ボラーニョス、ブライアン・ルイス、FWジョエル・キャンベルといった選手たちだったが、このうちボラーニョスを除く3名は今もコスタリカ代表でプレイを続けているのだ。

ジョエル・キャンベルも健在 photo/Getty Images

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ゴールドカップでベテランが躍動

ナバスは招集されていないが、コスタリカ代表は現在行われているゴールドカップにてグループステージを3連勝で突破。26日に準々決勝でカナダ代表と対戦する予定になっている。この大会でブライアン・ルイス、キャンベルはそれぞれ得点を記録しており、今もコスタリカの主軸は変わっていない。

代表キャップ数が128に達したブライアン・ルイスも35歳となったが、このまま来年のワールドカップ・カタール大会を目指せるだろう。現チームには他にも当時のワールドカップを経験していたDFオスカル・ドゥアルテ、ジャンカルロ・ゴンサレス、イェルツィン・テハダ、セルソ・ボルヘスといったベテラン選手たちが残っている。

コスタリカは2014年のワールドカップで同国最高となるベスト8の成績を収めており、やはりこの世代は特別なのだろう。世代交代はあまり進んでいないようだが、来年のワールドカップが集大成となるのか。7年前に奇跡を起こしたメンバーによる最後の輝きに期待がかかる。

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