昨季はプレミアを驚かせたリーズ 2年目での不安材料とは

来季の中心人物であるフィリップス photo/Getty Images

開幕戦はマンUとなっている

昨季は昇格組として注目を集めたリーズ・ユナイテッド。指揮官であるマルセロ・ビエルサのもとでどのようなサッカーを展開するのか注目されたが、プレミアでもその攻撃的なサッカーを継続させ、見事9位でシーズンを終えた。

昨シーズンの序盤はプレミアの強度に戸惑うところも見られたが、後方からのビルドアップも安定し、徐々に攻撃の形が作れるようになっていた。しかし、最終ラインで欠かせない存在となっていたエズジャン・アリオスキを放出、バルセロナからジュニオール・フィルポを獲得した形となっており、まったく同じサッカーができるかはシーズンが始まってみないと分からない。

昨季終盤にはバレンシアから獲得したロドリゴ・モレノが前線で戦力となっており、21-22シーズンのパトリック・バンフォードを含む攻撃陣は楽しみである。中盤でもEURO2020で活躍したカルヴィン・フィリップスが在籍しており、上位を狙える選手は揃っている。

今後、重要となるのはやはり補強か。現状ではウルブズのアダマ・トラオレが獲得の候補に挙がっているが、前線よりも中盤や後方の厚みを出すべきだと考えられる。欧州でのカップ戦はないが、右サイドバックのルーク・アイリングや前述したフィリップスなど、替えの利かない選手が多く、彼らが離脱するとすぐに失速する可能性もある。開幕まで残り1ヵ月を切っており、今後の移籍市場でのリーズの動きに注目だ。

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