「年齢は単なる数字」 熟練のサムライ・長谷部が魅せる海外組の新たな可能性

フランクフルトで活躍続ける長谷部 photo/Getty Images

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30代半ばになっても欧州5大リーグで戦える

近年は欧州でプレイする日本人選手も増えたが、その中でもフランクフルトMF長谷部誠が放つインパクトは特別なものがある。

若手ばかりが注目される中、長谷部は37歳で迎える新シーズンも主力級の活躍が期待されているのだ。欧州5大リーグでこれほど長くプレイできる日本人選手も珍しく、長谷部は新たな可能性を日本サッカー界に見せてくれている。

独『Hessenschau』も「年齢は単なる数字であるという言葉は、彼にぴったり当てはまる」と長谷部の存在感を絶賛する。フランクフルトは2016年よりニコ・コバチ、アドルフ・ヒュッター、そして新シーズンよりオリバー・グラスナーと指揮官のバトンが渡っているが、長谷部はコバチとヒュッターの下でも重要な存在だった。それはグラスナー体制でも変わらないはずで、チームの精神的支柱として頼られることだろう。
長谷部は新シーズンを前に、「今は1年前よりも良いコンディションと感じている」とコメントしていたが、同メディアはこれについても「彼の年齢でこれを言うことが出来る選手は多くない」と長谷部の努力を称える。

爆発的なスピードやパワー、特別なテクニックを持っているわけではないが、長谷部には戦術眼とリーダーシップが備わっている。これこそ欧州5大リーグで長く戦えている理由で、身体能力だけがサッカー選手のすべてではないのだろう。

リベロか、あるいは守備的MFか。2021-22シーズンも長谷部はフル稼働してくれるはずで、ブンデスリーガでも上位を狙える存在となったフランクフルトでの輝きに期待だ。

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