苦しいベイル&ラムジーの4年間 “ウェールズ黄金世代”はこのまま終わるか

ベイルは一貫性に欠ける photo/Getty Images

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クラブで成績上がらず

EURO2016でベスト4に入るなど近年の欧州サッカー界を盛り上げる存在だったウェールズ代表。その中心には、常にMFアーロン・ラムジーとFWガレス・ベイルがいた。

近年のウェールズはこの2人のチームだったと言っても大袈裟ではないのだが、残念なのはここ4年ほどの成績だ。ウェールズのキーマン2人が揃って数字を落としてしまったのだ。

ここ数年間のラムジーを振り返ると、1番良かったのはアーセナルでプレイしていた2017-18シーズンだろう。怪我で離脱してしまった時期はあったが、数字の面ではプレミアリーグで7得点10アシストを記録。10得点9アシストを記録した2013-14シーズンを除けば、ラムジーにとって1番良い時期だったか。
しかし、ユヴェントスに移籍してからはトーンダウン。昨季も2得点4アシストの成績で終わっており、伊『Calciomercato』によれば現時点でラムジーに他クラブからオファーは届いていないという。ユヴェントスでも立場が微妙なものとなっているため、ラムジーにとっては非常に苦しい状況だ。

ラムジーはユヴェントスで結果出ず photo/Getty Images

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年齢的には来年のW杯でも輝いてほしい

一方のベイルはラムジーと同じく2017-18シーズンにレアル・マドリードでリーグ戦16得点を記録。シーズン全体では21得点を挙げた。シーズンの得点数が20を超えたのはトッテナム時代の2012-13、レアル加入初年度の2013-14シーズン以来のことだった。本人も手応えがあったはずだ。

しかし、こちらもラムジーと同じくトーンダウンしている。ベイルの場合は怪我が目立ち、継続性に欠ける。昨季トッテナムではシーズン16得点を記録したが、100%満足のいくシーズンではなかった。

2人とも衰える年齢ではないところがもどかしい。ラムジーは30歳、ベイルは32歳で、まだトップパフォーマンスを維持出来るはず。ウェールズ代表は来年のワールドカップ・カタール大会出場を狙っており、2人にはベストな状態で欧州予選へ向かってほしい。しかし、現状ではそれも叶わないだろう。

このままトーンダウンしたまま終わるのは寂しすぎるが、ウェールズ黄金世代ともいえる2010年代を引っ張ってきた2人はもう一度トップパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

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