ビエルサが熱望した中盤のマエストロ チェルシーから加入したベントとは何者だ

リーズに加入したルイス・ベント photo/Getty Images

今後の活躍が楽しみだ

先日、リーズ・ユナイテッドはチェルシー所属のMFルイス・ベント獲得を発表した。ベントは18歳のレフティで中盤を主戦場としている選手だ。パスを武器とするゲームメイカーでフランク・ランパード政権ではトップチーム入りもしており、ベンチ入りするほどの逸材である。また、パス以外にも推進力のあるドリブルや守備での粘り強さも評価されており、将来を渇望されていた選手であった。しかし、トップチームでの出場機会を望んだ彼はリーズへの移籍を決断している。

リーズはチェルシーよりも選手層が薄いチームであるため、出場機会を得られる可能性は高い。中盤であれば、カルヴィン・フィリップスを初め、スチュアート・ダラス、マテウシュ・クリヒ、タイラー・ロバーツあたりが競争相手となる。こうみるとベテランが多く、もしかすると、すぐにでも出場機会を得られそうな気はしなくもない。

英『90min』はリーズへ移籍の決まったベントについて触れており、彼の加入は指揮官であるマルセロ・ビエルサが熱心に要望していたようだ。また、ミランで活躍したクラレンス・セードルフと似ている選手であるとベントを紹介しており、彼への評価の高さがうかがえる。

実際にフィリップスを主軸としているリーズからすれば、彼に並ぶことのできる若い才能を確保できたのは大きい。21-22シーズンでのトップチームデビューがあるか分からないが、今後のリーズには注目しておいたほうが良さそうだ。

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