4年で3回のリーグ制覇 プレミアはマンCの一強リーグとなるのか

21-22シーズンのリーグタイトルを獲得すればいよいよ一強となるか photo/Getty Images

国内に実力者は揃っているが……

早くもマンチェスター・ユナイテッドがボルシア・ドルトムントからジェイドン・サンチョを加え、21-22シーズンに向けての補強に成功している。他にはマンチェスター・シティがハリー・ケイン、ジャック・グリーリッシュ獲得を目指しており、今後もプレミアリーグでは実力の拮抗した戦いが見られるはずだ。

しかし、それは本当なのだろうか。実際、ここ4年ではマンCがリーグ優勝3回、リヴァプールが1回となっている。17-18、18-19シーズンでリーグ連覇を達成したマンCに対し、翌年はリヴァプールが優勝して見せたが、昨季は怪我人続出で調子を落としている。21-22シーズンではリヴァプールは優勝候補の一角だが、相変わらず信頼できる両サイドバックの代わりは見つかっておらず、前線のフロントスリーに関しても控えにディオゴ・ジョタがいるが、彼以外の選手は微妙か。

対してマンCは今夏の補強状況を見ると難航しているが、それは獲得したいターゲットが難しい相手だからだ。違う選手に目を向ければ、今夏の選手売却状況から見ても獲得できる資金力はあるだろう。また、ルベン・ディアスをはじめ安定した守備陣は今後も健在であり、大崩れするとは思えない。

マンCを除いて最も優勝に近いのはチェルシーだが、トーマス・トゥヘル政権で初めて最初から戦うシーズンであり、計算が立たない。

フランスではリールがパリ・サンジェルマンを、イタリアではインテルがユヴェントスを破り一強状態であった国内リーグに新たな風を吹かせている。一強リーグが悪いとは言わないが、このままではプレミアリーグもマンCの一強となる可能性は高い。

それを防ぐためにも、21-22シーズンはマンCを除くプレミアの優勝候補は勝負の年となりそうだ。

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