“5000万ポンド”の価値はあるか アーセナル狙う新DFに残る不安

注目集めるベン・ホワイト photo/Getty Images

イングランド代表にも選ばれているが……

近年のプレミアリーグではセンターバックに高額な資金を投じる流れが続いており、マンチェスター・ユナイテッドはハリー・マグワイア獲得に8000万ポンド、リヴァプールはフィルジル・ファン・ダイクに7500万ポンドを投じるなど、その動きは活発だ。

移籍市場全体で移籍金が高騰しているのは間違いないが、問題はその移籍金に見合う選手なのかどうかだ。

では、アーセナルが獲得で合意に達したとされるブライトンDFベン・ホワイトはどうだろうか。マグワイア、ファン・ダイクほどではないが、アーセナルはホワイト獲得に5000万ポンドを投じているという。これは決して安くない額だ。

不安材料があるとするならば、経験値だ。ホワイトはイングランド代表にも選ばれた実力者ではあるものの、プレミアリーグでのプレイは昨季のみ。2019-20はリーズ・ユナイテッドにレンタル移籍し、イングランド2部でプレイしていた選手だ。

ビッグクラブでのプレイ経験もなく、プレミアリーグでの実績も昨季だけというのは少々不安だ。

もう1つ気になるのは182cmの高さか。足下の技術、ロングパスの精度、出足の鋭いインターセプトなど魅力は多いが、サイズには少し不安がある。

センターバックに加えてサイドバック、守備的MFもこなした経験を持つが、センターバックで固定する場合は空中戦対応がどうなるか気になるところ。

果たしてホワイトに5000万ポンドの価値があるのか。新シーズンは厳しくチェックされるはずで、ホワイトにとってはプレッシャーのかかる1年となるだろう。

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