レアルは久保建英を手放せば後悔する 五輪で垣間見せるスターへのポテンシャル

五輪で躍動する久保 photo/Getty Images

もう少し時間を与えるべき

日本代表MF久保建英は将来的にビッグクラブで活躍できる逸材なのか。評価は割れているのではないだろうか。

久保は2019年にレアル・マドリードと契約を結んでおり、特別なポテンシャルを持つプレイヤーなのは間違いない。しかし、昨季はビジャレアル、ヘタフェへのレンタル移籍で結果を残せなかった。

評価がダウンしたシーズンとなったわけだが、現在行われている東京五輪では南アフリカ戦、メキシコ戦、フランス戦とグループステージ3試合で得点を記録。どれも簡単ではないシュートで、この3発で久保の評価はアップすることになった。

本来久保は3年後のパリ五輪世代であり、東京五輪はいわば飛び級招集だ。そこで結果を残してしまうあたりは、やはり能力が高いのだろう。

ただ、最近はレアルがオファー次第で久保を売却するとの話題も浮上していた。東京五輪では結果を出しているものの、まだレアルでスタメンを確保できるレベルにはない。レアルが売却を考えてもおかしくはない。

しかし、久保の売却を後悔する日がくるかもしれない。英『Planet Football』も久保の能力を高く評価しており、MFマルティン・ウーデゴーと同じように長い目で見ていくべきとレアルに我慢を促している。もう少し我慢するだけの価値があるプレイヤーと認められているのだ。

久保は今年6月に20歳になったばかりで、ようやく頭角を現してきたウーデゴーは22歳だ。年齢的には久保にもう少しチャンスを与えてもいいように思えるが、レアルはこれから久保をどう扱っていくのか。完全に手放してしまうと、後悔する日がくるかもしれない。

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