昨季大ブレイクの点取り屋がイングランドに上陸か スパーズの復活にはケインに並ぶストライカーが必要だ

ヴラホビッチはプレミアでも得点を量産できるか photo/Getty Images

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ヌーノはスパーズをどこまで強くできるか

新監督に元ウルブズのヌーノ・エスピリト・サントを招聘したスパーズ。指揮官は後方からの安定性を高めるためにアタランタからGKピエルルイジ・ゴッリーニを獲得し、次のターゲットは冨安健洋やクリスティアン・ロメロのようなセンターバックのようだ。

ここ数年で結果を出しているクラブを見ると、守備陣の安定感が勝利に繋がっていると感じられるが、肝心の攻撃陣が実力不足では勝てる試合も勝てない。そこで獲得を目指したいのが、ハリー・ケインの控えを任せられるプレイヤーだ。

現状の控えではソン・フンミンや若手のデーン・スカーレットがいるが、ソンはサイドでの起用が適正で、スカーレットはまだ若い。そこでスパーズがターゲットとしているのはフィオレンティーナのFWドゥシャン・ヴラホビッチだ。英『Telegraph』によれば、スパーズはケインの相方候補にヴラホビッチをリストアップしており、約60億円での獲得を目指すようだ。

ヴラホビッチは昨シーズンでリーグ戦21ゴールを挙げ、ブレイクを果たしたセルビア産のストライカーだ。身長190cmの大きな体を生かした空中戦を得意としつつ、強靭なフィジカルを武器としたポストプレイを武器としている。

また、昨季の21ゴールのうち、17ゴールをいわゆる後半戦となる年末から得点を量産しており、今乗りに乗っているストライカーだ。21歳と若い選手だが、同クラブのレジェンドであるガブリエル・バティストゥータと比較する声も多い。

新指揮官であるヌーノは昨季、ウルブズで2トップを使用しており、ケイン、ヴラホビッチのコンビも面白そうか。ケインの去就に関わらず、マウリシオ・ポチェッティーノ時代のような強いクラブにもどるには、新しいストライカーの獲得は必須なのかも知れない。

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