またチェルシーの若手は埋もれるのか 札束攻勢では第2のマウント生み出すのは難しい

エイブラハムも注目の若手だが…… photo/Getty Images

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今夏にも若手がクラブを離れた

2019年に補強禁止処分を受けた際、チェルシーではアカデミー出身の若手に注目が集まった。

イングランド代表の主力となったMFメイソン・マウント、代表の座を争う存在になったDFリース・ジェイムズ、センターフォワードとして経験を積んだタミー・エイブラハムらは補強禁止のトラブルに対応する形で出番を増やし、その才能をサポーターに示すこととなった。

あれから2年。チェルシーサポーターの中には優秀なアカデミーの若手を信用していくべきと考える人もいるだろうが、再びチームでは若い才能が埋もれ始めているのかもしれない。

トモリはミランに完全移籍 photo/Getty Images

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優秀なアカデミーを活かせるか

今夏にはアカデミー出身のDFフィカヨ・トモリ がミランに完全移籍し、2017年に行われたU-17ワールドカップを制したイングランド人DFマーク・グエーイも今夏にクリスタル・パレスへ完全移籍することになった。

セビージャからスペイン代表DFジュール・クンデ獲得の噂が浮上しているが、トモリやグエーイを戦力としていくことは出来なかったのか。両者の退団を寂しく受け止めているサポーターも少なくないだろう。

FWエイブラハムの立場も微妙で、大物ストライカーを獲得する場合は居場所を失うことになる。20歳のFWカラム・ハドソン・オドイも出番を得られるか分からない。

アカデミー出身選手に注目が集まっていたとはいえ、やはり札束攻勢でスター選手をかき集めた場合は若手の居場所が消えてしまう。それも立派なチーム強化の手法ではあるものの、またもアカデミー出身の若手にスポットが当たらないようになっていくのは残念だ。

マウントやジェイムズの成功例もあるだけに、チェルシーには何とか今後も若手の才能を伸ばしていってほしいところだ。

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