王者バイエルンに早くも批判の声が…… 勝てぬプレシーズンマッチに募る不安

試合を見つめる新指揮官ナーゲルスマン photo/Getty Images

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ナーゲルスマン体制は機能するか

プレシーズンマッチの結果に一喜一憂する必要はない。誰もが分かっていることだが、やはりサポーターは黒星が続けば不安になるものだ。

現在注目を集めているのは、新シーズンよりユリアン・ナーゲルスマン体制に変わったバイエルンだ。

ドイツの絶対王者バイエルンは7月に入ってからケルン、アヤックス、ボルシアMG、ナポリとトレーニングマッチを重ねているが、これらのゲームで勝ちがない。
ケルンには2-3、アヤックスとは2-2で引き分け、ボルシアMGには0-2、ナポリには0-3で敗れた。

もちろんこれはトレーニングマッチであり、若い選手たちも出番を得ている。ナポリ戦に出場したFWロベルト・レヴァンドフスキ、レロイ・サネ、キングスレイ・コマン、セルジュ・ニャブリ、MFレオン・ゴレツカ、新戦力のDFダヨ・ウパメカノといった選手たちもまだフルコンディションではないだろう。

しかし、さすがに0-3のスコアで敗れたナポリ戦はショックが大きかったのかもしれない。早くもSNS上では新監督ナーゲルスマンに批判の声も出ているようで、少々不安な立ち上がりだ。

今夏にはDFダビド・アラバ、ジェローム・ボアテングが揃って退団したが、ここまで大物の新戦力と言えるのはライプツィヒから獲得したウパメカノくらいだ。現戦力で大丈夫かとサポーターが不安を感じるのも無理はない。

バイエルンにはブンデスリーガ制覇、DFBポカール制覇はもちろん、チャンピオンズリーグ制覇も求められている。シーズンがスタートしてから結果を出せば批判も沈静化するだろうが、34歳のナーゲルスマンはきっちりと結果を残せるのか。王者バイエルンでの仕事にミスは許されない。

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