来季はバイエルンで若き才能大爆発? 18歳が挑む“定位置奪取”のミッション

2021-22シーズンはバイエルンでもう一段階スケールの大きな選手となりたいムシアラ photo/Getty Images

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もうワンランク上の選手となるために

2020-21シーズン、バイエルン・ミュンヘンで大きく飛躍を遂げた18歳のテクニシャン。そう聞けば、多くの人はMFジャマール・ムシアラを思い浮かべることができるだろう。まだティーンエイジャーながら、昨季はブンデスリーガ26試合に出場して6ゴール1アシストを記録。印象的な活躍を見せただけに、2021-22シーズンのさらなる成長には期待がかかる。

そのなかで、まず目指したいのはレギュラー奪取だ。昨季はインパクトを残しながらも途中出場でのプレイが多かったムシアラ。選手としてもう一段階上のレベルを目指すなら、定位置の獲得は必須条件。ひとまず、来季は早い段階で自身が覚醒するための土台を築き上げたいところだろう。

「僕が最も好むの中盤での仕事だよ。そこでのプレイが一番好きなことは多くの人が知っているはずだ。チェルシーの下部組織時代には9番やセカンドストライカーの役割も任されたけど、僕が好きなのはそこじゃない。でも、ワイドな位置で1対1を仕掛けるのは嫌いじゃないよ。中央でのプレイが最も好みだけど、僕はドリブルするのも好きだ。ただ、最優先はプレイタイムを増やすこと。ナーゲルスマンのチームではもっと重要な存在になりたいね」(独『Sport Bild』より)
ムシアラ本人も、自身のレベルアップを図るためには定位置の獲得が必要と感じている様子。第一希望は中央の攻撃的なポジションのようだが、そこにはチームの核となるMFトーマス・ミュラーがいる。そうなれば、昨季もプレイした両サイドのウイングで出場機会の獲得を狙う方がプランとしては現実的かもしれない。

新シーズンにおけるバイエルンでの定位置奪取を狙うムシアラ。はたして、この18歳は来季のブンデスでどこまで存在感を見せつけることができるのか。そのポテンシャルの高さは証明済みなだけに、若き才能に対する期待感は膨らむばかりだ。

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