負けはしたが好成績を収めたU-24日本代表 期待されるは彼らとフル代表の融合

この2チームを森保一監督はどう融合させるか photo/Getty Images

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森保一監督はどう考えているか

東京五輪のラウンド4でスペインに敗れ、メキシコの待つ3位決定戦へ駒を進めた。メダルのかかった試合であったが、惜しくも1-3で敗れ、メダル獲得とはならなかった。

そんな日本代表だが、ワールド・カタール大会に向けたアジア最終予選を9月に控えている。日本はグループBに入り、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと対戦し、カタールへの切符を争うことになる。1998年のフランス大会から6大会連続で出場しており、7大会連続での出場を狙う。大会では、ベスト16の壁を突破することが至上命題となる。

重要となってくるのは今後のメンバー選考だ。U-24の世代を中心とするメンバーは前述した東京五輪で4位の好成績を残しており、今大会を通じて成長した選手もいる。

そういった選手をフル代表に招集し、チーム内での競争力を高めることが今後は必要となってくるだろう。フル代表の招集歴はあるものの、特に中山雄太、久保建英、堂安律、田中碧、板倉滉、谷晃生、旗手怜央らは今大会で自身の能力を十分に発揮し躍動して見せた。フル代表で見たい選手たちだ。また、東京五輪に選ばれていないメンバーにも優秀な選手は多く、残り1年と短い期間ではあるが、また新しいメンバーを模索するのもありだろう。

欧州でもスペイン代表のペドリのように18歳の選手がフル代表に中心となるなど、若い世代の躍動が目立つ昨今のサッカー界だが、日本も同じように下からの突き上げが出来ており、フル代表とU-24の融合は期待できるメンバーとなるはずだ。

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