3シーズンで“401回”もドリブル決める怪物 一流選手へ勝負の新シーズン

突破力は世界トップレベルのトラオレ photo/Getty Images

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ビッグクラブでポジションを確保できるか

ドリブルの能力のみならば、現世界最高クラスの突破力の持ち主なのは間違いない。

しかし、やや停滞しているように見えるのがウォルバーハンプトンMFアダマ・トラオレだ。

圧倒的なスピードと屈強な肉体を活かしたドリブルは迫力満点で、トップスピードに乗せると手がつけられない。
2018-19シーズンからの数字を振り返ると、トラオレはプレミアリーグにて401回もドリブルを成功させている。これは2位のクリスタル・パレスFWウィルフリード・ザハ(331回)、3位ニューカッスルMFアラン・サン・マクシマン(217回)を抑えて圧倒的1位だ(『WhoScored.com』より)。

問題はゴールに直結するプレイを増やせるかだ。2019-20シーズンは4得点9アシストの成績を残したが、昨季は2得点2アシストに減ってしまった。チームの成績や起用法によって左右されるところもあるが、真の一流アタッカーとなるためにはもう少し数字が欲しいか。

今夏もトッテナムやリヴァプールが関心を示しているというが、ビッグクラブでポジションを確保していけるのか。EURO2020でもスペイン代表メンバーには選ばれていたが、出場は1試合に留まった。絶対的な存在になっていくには進化が求められるが、新シーズンに一味違う姿を見せられるだろうか。

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