アーセナルの2列目問題 マディソンではなくポルトガル代表MFが解決?

ベルナルド・シウバは今後どこでプレイするのか photo/Getty Images

まだ若く獲得したい選手だ

プレミアリーグ開幕も近づいており、徐々に各クラブの移籍が成立し始めている。マンチェスター・シティはアストン・ヴィラからジャック・グリーリッシュを獲得し、プレミア連覇に向けて動き始めた。

しかし、主力であるベルナルド・シウバが退団希望を出しているようだ。指揮官のジョゼップ・グアルディオラによればシウバを含めた数名が退団を希望しているとのこと。クラブとすれば適正なオファーがあれば、放出に前向きとのことで今夏の移籍市場でプレミア王者の主力が放出される可能性がある。

そこでシウバ獲得に手を挙げたのはアーセナルだ。英『Football London』によれば2列目の実力者を必要としていたアーセナルはレスター・シティのジェイムズ・マディソン獲得を狙っていたが進展がなく、ここで退団希望を明言したシウバに乗り換えるとのことだ。また、指揮官であるミケル・アルテアは元マンCのコーチであり、シウバとの面識もある。

合意となれば、アーセナルにとってベストの選択肢か。彼はマンCでの出場機会に不満を持っているとされており、アーセナルは2列目が人員不足気味なため、ベンチを温める時間が多くなることはないだろう。また、守備での貢献度が素晴らしく、起用しやすい点も評価できる。イングランドの地に既に適応しており、そういった面でも不安も少ない。

問題は高額な移籍金だろう。2025年まで契約が残っているシウバをマンCが簡単に手放すとは思えない。先日獲得したベン・ホワイトには70億円近い移籍金がかかったが、シウバ獲得にも同程度の大金を要するはずだ。また、シウバ自身がスペインのクラブへの移籍を検討していると言われているが、彼らがシウバに70億円近い移籍金を出すことは考えにくく、アーセナルが移籍金を出せるのであれば、マディソンより獲得の可能性は高い。

ホワイト、ヌーノ・タヴァレス、サンビ・ロコンガと後方の補強に成功しているアーセナル。右サイドバック、2列目と補強ポイントが残っているが、シウバを加えるのか。今後の動向に注目だ。

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