ワイナルドゥムの穴は現有戦力で埋められる? リヴァプールに中盤補強は必要ない

ミルナー(左)やヘンダーソン(右)といった頼れる選手たちがすでにいるリヴァプールの中盤 photo/Getty Imagers

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ファビーニョ「なにも心配はしていない」

今夏オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが契約満了で退団したリヴァプール。彼はこれまでMFジョーダン・ヘンダーソンと共に中盤のリーダー的存在だっただけに、この退団はレッズにとって大きな痛手となることだろう。しかし、起きてしまったことをどうこう言っても仕方がない。新シーズンに向けて、リヴァプールはしっかりと同選手の穴を埋める算段をつけなければならないだろう。

それにあたり、現在リヴァプールは後釜候補として何人かの選手をリストアップしているとされる。ボルシアMGに所属するMFフロリアン・ノイハウスを筆頭に、現地メディアの紙面ではさまざまな選手の名前が飛び交っている状況だ。

しかし、そんななかでもリヴァプールに補強は必要ないのだろうか。考えてみれば、彼らの中盤は現時点でもそこまで層が薄いというわけではない。ヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、カーティス・ジョーンズ、ジェイムズ・ミルナーなど、実力者は揃っている。昨季は負傷者続出の最終ラインにコンバートされる選手もいたが、今季も同じような状況となる可能性は低い。皆が本来のポジションでプレイできるのであれば、そこまで人員不足というわけでもないだろう。中盤の一角を担うファビーニョも、ワイナルドゥム退団の穴は現有戦力で埋められると考えているようだ。
「ジニがいなくなってしまったのは寂しいね。彼は多くの試合でプレイしていたし、怪我もしなかった。それでいてパフォーマンスが安定していて、ピッチ上ではリーダーシップも取ってくれた。特別な選手だったことは間違いないよ。でも、僕らのチームには彼の代役として十分な実力を持った選手がいる。ヘンド(ヘンダーソン)、僕、チアゴ、カーティス、ミリー(ミルナー)、ナビ・ケイタといったプレイヤーだ。多くの選手がジニのポジションでプレイできる。なにも心配はしていないよ」(英『Daily Mirror』より)

ワイナルドゥムの退団は間違いなく痛手だったものの、その穴を埋められるだけのポテンシャルを元から備えているリヴァプールの中盤。もちろん補強できるに越したことはないが、レッズはそこまで躍起になって今夏ワイナルドゥムの後釜探しに奔走する必要もないのかもしれない。

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