またセリエAはユーヴェの“一強”へ? 王者インテルが弱体化すれば厳しい

ユーヴェの連覇は止まったが…… photo/Getty Images

順調なのはユーヴェの方か

インテルが昨季スクデットを獲得したことでユヴェントスの連覇が終わり、セリエAは再び競走の激しいリーグになるのではないか。そう感じたファンは多いだろう。

しかし、王者インテルが揺れている。指揮官アントニオ・コンテはすでに去り、快速ウイングバックのアクラフ・ハキミも退団。そして今は大エースのFWロメル・ルカクのチェルシー移籍話が着々と進んでいる。

ルカクを失うことになれば厳しい。もちろんコンテが去った衝撃も大きいだろう。後任のシモーネ・インザーギもラツィオで実績を残してきたものの、タイトルレースに絡んだ経験は多くない。

昨季のセリエAはインテルが制した photo/Getty Images

インテルが揺れている

『L‘Interista』にてクラブOBの元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏もインテルのセリエA連覇は厳しいとの見方を示している。

「コンテのみがインテルをスクデットへ導けたんだ。ユーヴェも強い。個人的には、今後新たに3、4年はユヴェントスが頂点に立つと思う」

インテルの優勝は一時的なものであり、再びセリエAはユヴェントス一強状態へ戻るというのが同氏の見方だ。

ユヴェントスではマッシミリアーノ・アッレグリが復帰しており、安定した戦いを見せてくるだろう。

混戦にはなるはずだが、インテルが戦力を補強できない場合は再びユヴェントスが支配する構図へと戻るかもしれない。

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