20歳の守護神が日本代表の”川島の後継者”となる? 東京五輪で見せた谷晃生の存在感

谷はA代表への招集もあるか photo/Getty Images

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今大会で大きくアピールした谷晃生

東京オリンピックで4位に終わったU-24日本代表。その中でも大きな活躍を見せたのが湘南ベルマーレの谷晃生だ。若き守護神がA代表の正GKの座を勝ち取る可能性も十分にあるだろう。

大会前に最大のライバルであった大迫敬介から守護神の座を勝ち取った谷。その好調さは大会中も大いに発揮され、グループステージでは好セーブを連発。3試合でわずか1失点に抑える。

圧巻は決勝トーナメント準々決勝のニュージーランド代表戦だった。ピンチを迎えるものの、谷の好守で防ぐとスコアレスドローのままPK戦へ突入する。相手の2人目のキックを横っ飛びで弾くと、谷の気迫に圧倒された3人目のキッカーも枠の上へと外してしまいPK戦での勝利に大きく貢献。3位決定戦では3失点を許すものの、準決勝のスペイン戦でも好セーブを連発しており、谷の存在感や価値を大きく示す大会となった。

谷は現在ガンバ大阪から湘南へとレンタル移籍中だ。今季は湘南でのシーズンを過ごすかもしれないが、今後は欧州クラブも谷に目を向けることだろう。そして目標となるのは、日本代表の正GKの座だ。今もなお、38歳の川島永嗣が守護神となっており川島の後継者にも注目が集まっている。190cmという長身を武器に、反射神経の高さから繰り出されるセービングと足元の技術も兼ね備えており、現代的なGKだ。

中村航輔、大迫に鈴木彩艶など川島の後継者となり得るタレントはたくさん揃っている。その中でオリンピックという大舞台で見せた谷の台頭は、今後の日本代表においても大きな影響をもたらすのではないか。カタールワールドカップ出場に向けて熾烈なGK争いが楽しみだ。

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