トップ4の顔ぶれには変化なし? 21-22シーズンのプレミアはどうなる

昨季はマンCの優勝で幕を閉じたプレミアリーグ photo/Getty Images

優勝予想こそ難しくても、トップ4は不動か

いよいよ開幕が1週間後に迫った2021-22シーズンのプレミアリーグだが、はたして今季イングランドではどのような戦いが繰り広げられるのだろうか。楽しみにしている人は多いだろう。

だが、始まってみれば結局上位勢の顔ぶれにそれほど変化はないのかもしれない。いくら各方面から“群雄割拠”と言われるプレミアといえど、トップ4とそれ以外の間には大きな壁があるといっていい。昨季でいえばレスター・シティやウェストハムのような興味深い中堅クラブは毎シーズン登場するのだが、2016-17シーズン以降に“ビッグ6”以外でトップ4入りを果たしたクラブはゼロ。シーズン中にいくら中堅クラブが奮闘しようとも、最終的には総合力で上回る強豪クラブがチャンピオンズリーグ出場権をさらっていく構図となっている。

加えて、近年はその“ビッグ6”のなかにも実力差が生じ始めた。アーセナルとトッテナムの2クラブはチームの再建を行なっている状況で、昨季はそれぞれ7位と8位でフィニッシュ。ポテンシャルはあるが、一貫性に欠ける部分があることは否めない。そういった事情を考えれば、結局は2021-22シーズンもマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーがトップ4の椅子に座る可能性は高いだろう。そんななか、元アーセナルのMFジャック・ウィルシャーも上位勢の顔ぶれは変わらないと見ているようだ。

「おそらく、優勝するのはシティだろうね。ユナイテッドが優勝すると言いたいところだけど、彼らは2位かな。そしてチェルシーが3位、リヴァプールが4位だと思うよ。それに続くのが5位アーセナルと6位レスターかな。順位の予想は難しいが、トップ4の顔ぶれは変わらないと思う。シティはボールを持てばアンタッチャブルなチームだし、ケインを獲得すればさらに恐ろしいチームになるんじゃないかな」(英『talkSPORT』より)

まだ開幕前なだけに何が起こるかはわからないが、例年に比べて変化は少ないかもしれない2021-22シーズンのプレミア。はたして、今季は比較的おとなしいシーズンとなるのだろうか。台風の目となるようなダークホースが現れれば面白いのだが……。

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