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ミシャスタイルの真骨頂 主導権争いを制した札幌が浦和に勝っていた点とは|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

ミシャスタイルの真骨頂 主導権争いを制した札幌が浦和に勝っていた点とは

札幌4年目となるペトロヴィッチ監督(写真は湘南戦) photo/Getty Images

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札幌が2-1で浦和に勝利した

北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズの対戦は2-1で札幌に軍配が上がった。今季のJ1での平均支配率で浦和が3位、札幌が4位とにボールを支配して戦う両者だったが、圧倒的に札幌が勝っていた点がある。その差が今節の勝利につながったのではないか。

その差とは後方でボールを奪われたときのカバーリング能力だ。浦和は今季からリカルド・ロドリゲス監督の下で新たなスタイルを志向。後ろから人数をかけてパスをつなげる攻撃は、自陣で相手の前線からのプレッシャーを受けやすくミスが生まれると、一気にピンチになってしまう。

この試合では浦和も札幌も前線から圧をかけてボールを奪って速攻を仕掛けるシーンが見受けられたが、チャンスにつなげたのは札幌のほうが多かった。浦和が前線でボールを奪ったときは、すぐさま札幌の選手たちが相手を囲い人数をかけてボールを奪い返してしまうシーンが見受けられた。これは就任4年目となるミハイロ・ペトロヴィッチ監督と、そのスタイルに順応している札幌の選手たちのほうが一枚上手だった。

互いに主導権の握り合いとなった一戦は、札幌が勝利を果たした。自陣でのビルドアップ時にボールを奪われてもすぐに回収して再び攻撃へとつなげる札幌に対し、浦和は自陣でボールを奪われるとシュートまで持っていかれるケースが多かった。シュート数も浦和の7本に対して札幌は14本と2倍打っている。そういったミスをカバーする力で浦和を上回った札幌が勝ち点3を獲得した。

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