日本の10番を背負った男の市場価値は“350万ユーロ”まで急降下 W杯へ勝負の1年半

日本の攻撃を引っ張ると期待されていた中島 photo/Getty Images

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一時は2500万ユーロまで上昇したが……

日本の10番を背負った男の未来はどうなるのか。

来年のワールドカップ・カタール大会へ気になるのがFCポルト所属FW中島翔哉だ。

ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の頃より評価されてきた中島は、2018年のワールドカップ ・ロシア大会でもメンバーに入るのではと期待されていた才能だ。
結局メンバーからは漏れたが、それでも森保ジャパンとなってからは10番を着用。新生・日本代表の中心になっていくと考えられていた。

2019年5月に発表された移籍情報サイト『Transfermarkt』の市場評価額を振り返ってみると、当時の中島には2500万ユーロとアジア人プレイヤーとしてはかなり高額な評価がつけられている。

ところが、カタールのアル・ドゥハイルに移籍したあたりからプランが崩れてしまった。ポルトガルの強豪FCポルトでも思ったような結果を残せず、今や市場評価額は350万ユーロにまで落ち込んでいる。

新型コロナウイルスの影響もあったとはいえ、中島が最後に出場した代表戦は2019年11月のベネズエラ戦まで遡る。

この1年半ほどの間に2列目では鎌田大地が急成長し、中島のポジションは安泰ではない。カタール大会へ大きな戦力になるのは間違いないのだが、まずはクラブで結果を残せるのか。

中島も中堅世代の26歳。ロシア大会に続き、カタール大会まで逃すわけにはいかないだろう。特別な才能を持っているだけに、カタール大会までに何とか立て直してほしいところだ。

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