開幕前から怪我に悩まされるレスター 彼らを救うかもしれないデンマークの大巨人

移籍すれば大きなステップアップとなるヴェステルゴー photo/Getty Images

エヴァンズのような守備の柱となれるか

選手の怪我での離脱は常につきものだが、レスター・シティはここ最近選手の怪我に悩まされているチームである。

レスターは先日行われたプレシーズンマッチで守備の要であるウェズレイ・フォファナを負傷で欠くことになり、年内絶望とも言われている。また、昨季は終盤にジョニー・エヴァンズをこれまた怪我で欠いており、その影響から勝ち点を落としている。

今季こそはトップ4入りを目指そうとしているところで、このアクシデントは指揮官であるブレンダン・ロジャーズからすれば胃の痛い悩みだ。それでも、14日に行われる開幕戦のウルブズ戦はすぐそこまで迫ってきており、代役の確保を急ぎたい。

そこでターゲットとして挙がっているのが、サウサンプトンのDFヤニク・ヴェステルゴーだ。英『Leicestershire Live』によれば、レスターはヴェステルゴーを高く評価していたようで以前から関心を示していた模様。また、約20億円で既に合意しているとも報じており、近いうちに発表があるかもしれない。

ヴェステルゴーは2018年にドイツのボルシアMGから加入しており、ここまでDFヤン・ベドナレクと共にセインツの鉄板のコンビとして活躍している。代表ではデンマーク代表に選出されており、ベスト4となったEURO2020では全試合に出場している。

彼の武器は199cmの大きな体であり、屈強な選手たちが揃うプレミアリーグでも彼の空中戦の強さは驚異的だ。更に出足の早い守備を武器としながらも、配給力にも長けており、レスターが欲しがる理由もわかる。しかし、出足の早い守備を得意とするため、後方にスペースを空けがちなところが少し残念で、サウサンプトンでは裏を取られるシーンがよく見られている。

このようにセンターバックの穴埋めに奔走しているレスター。ここまでの補強は3選手となっており、先日行われたコミュニティ・シールドではどの選手も期待できるプレイを見せていた。ここ数年の獲得選手を考えても、補強が上手いクラブではあるが、あまり時間のない状態でどこまでチームに合った選手を獲得できるかが重要となりそうだ。

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