三笘のプレミア挑戦にもつながる ブライトンが今季最も解決したい課題とは

ブライトンの指揮官を務めるグレアム・ポッター photo/Getty Images

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期待できるチームではある

今夏に川崎フロンターレから三笘薫を獲得したブライトン。17-18シーズンにプレミアに昇格して以降は降格圏をギリギリで回避しているが、そろそろ安定感が欲しい。後方からつなぐ近代的なサッカーを展開しているのだが、フィニッシュの精度に課題がある。昨季は得点数も40点と少ない。今季はベルギーでプレイすることになるが、攻撃で違いを見せられる三笘を獲得したのもアタッキングサードでのクオリティの高さが評価されたか。

英『FourFourTwo』でもブライトンの攻撃での決定力の低さを酷評しつつも、指揮官であるグレアム・ポッターのサッカーを評価しており、12位と予想順位を挙げている。妥当な順位ではあるが、ブライトンがどこまで周囲を驚かせられるかは今季注目したい点の一つだ。

そんなブライトンは、現状ではレッドブル・ザルツブルクからMFエノック・ムウェプ、アヤックスからGKキエル・スヘルペンを獲得しているが、どちらも攻撃的な選手ではない。移籍市場は8月末までオープンしており、まだ時間はあるが、ウィークポイントのテコ入れは行わないのだろうか。

積極補強を行わないのであれば、既存の攻撃陣の奮起に期待するしかない。昨季のリーグ戦ではニール・モペイが8ゴール、ダニー・ウェルベックが6ゴールを挙げ、得点源となっているが、二桁得点者がゼロというのは少し寂しい。ウェルベックも怪我での離脱が多く、英『Sky Sports』によれば、シーズン序盤は怪我の影響からピッチに立てないようだ。

三笘の加入から日本でも注目度が上がったブライトン。チームが目指すサッカーを見れば降格はないと考えられるが、攻撃面でのクオリティが確保できなければ、また降格圏ギリギリをさまようことになる。プレミアで三笘の活躍をみるためにも、降格は避けたいところだ。

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