東京五輪で輝いた若きテクニシャンも リーガの“Newスター”となるべき5人の若手

スウェーデンの新星・イサク photo/Getty Images

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バルサ、レアル以外にも注目のタレントがいる

ついにFWリオネル・メッシがバルセロナを去った。すでにクリスティアーノ・ロナウドもレアル・マドリードを離れているため、リーガは2大スターを失ったことになる。

もちろんバルセロナ、レアル、アトレティコ・マドリードといった強豪にはまだスタープレイヤーが何人も在籍しているが、それでもメッシ退団のショックは大きい。誰かNewスターに出てきてほしいところだろう。

さすがにメッシ、ロナウドの穴を埋めるのは難しいが、新シーズンのスター候補として期待したい若手はいる。

1.アレクサンダー・イサク(レアル・ソシエダ/FW/21歳)



まずはEURO2020でも活躍したスウェーデン代表の大型FWイサクだ。EUROでイサクの能力を知った人もいるはずで、新シーズンはその人気を確固たるものにしたいところ。

ソシエダも優勝を狙うのは厳しいが、上位争いには顔を出せるはず。昨季リーグ戦17得点を挙げた勝負強さを見せてほしい。

2.サミュエル・チュクウェゼ(ビジャレアル/FW/22歳)



メッシと同じレフティーアタッカーとしては、ナイジェリアのロッベンの異名を持つチュクウェゼが注目だ。

若い頃より才能が評価されてきたアタッカーで、ポテンシャルはある。ワイドな位置からのドリブル突破には迫力もあり、ナイジェリアサッカー界の新たなる希望だ。

課題としては得点数を上げたいところで、リーグ戦では2018-19シーズン(5得点)、2019-20シーズン(3得点)、昨季(4得点)と物足りない。この数字を二桁に乗せられれば、リーガを代表するアタッカーになれるはず。

ビジャレアルのチュクウェゼ photo/Getty Images

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リーガを代表するスターは出てくるか

3.ディエゴ・ライネス(レアル・ベティス/21歳/MF)



今夏の東京五輪で上手いと評判になったメキシコ代表MFライネスも興味深い選手だ。

167cmと小柄なアタッカーではあるが、テクニックは高い。メキシコサッカー界を引っ張っていく存在となるだろう。

こちらも課題は得点力だ。テクニックは高いが、リーガ・エスパニョーラでは48試合に出場して未だに得点がない。まずはリーガ初得点を決めたいところで、今季を覚醒のシーズンにしてほしい。

4.ジェレミー・ピノ(ビジャレアル/FW/18歳)



先日行われたUEFAスーパー杯にていきなり90分間の出場を果たしたのがピノだ。スペインの世代別代表に選ばれてきた逸材で、A代表でのデビューもそう遠くないうちに果たされるとの予想だ。

まだシーズンの序盤とはいえ、18歳のアタッカーがUEFAスーパー杯で90分間も出番を与えられるのは特別なことだ。

米『ESPN』もビジャレアルの攻撃に推進力とスピードをもたらすはずと期待をかけており、新シーズンのブレイク候補生か。

5.マルコス・パウロ(アトレティコ・マドリード/FW/20歳)



ブラジルのフルミネンセからやってきたアタッカーのマルコス・パウロにも期待がかかっている。

王者アトレティコで出番を得るのは簡単ではないだろうが、フルミネンセの方ではリーグ戦48試合で7得点7アシストとまずまずの成績を残している。

左のウイングを担当する機会が多かったが、逆サイドとセンターフォワードもこなせる。186cmとサイズもあり、化ければ面白い。

代表の方はポルトガルの世代別代表を選択しており、新たなクリスティアーノ・ロナウド2世候補の登場といったところか。


バルセロナのMFぺドリやレアルのFWヴィニシウス・ジュニオールも期待のタレントだが、リーガで主役となるのは誰なのか。メッシもロナウドもいなくなったリーガでは新たなスター登場が求められている。

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