リヴァプールに復活した”世界最高のDF” 開幕戦で見せた大きすぎる貢献度

ファン・ダイクがリヴァプールの最終ラインに戻ってきた photo/Getty Images

昨年10月以来のプレミア復帰となったファン・ダイク

世界最高のDFがリヴァプールに戻ってきた。ノリッジとの開幕戦を3-0で勝利したリヴァプール。長期離脱から復活し、チームの無失点勝利に貢献したフィルジル・ファン・ダイクがあらゆる面でチームにメリットをもたらした。

なんといってもその絶大なる存在感だ。世界トップクラスの守備能力の高さを誇り、フィジカルや1対1の強さに加えてスピードも持ち合わせている。彼がいるだけで相手のFWは脅威を感じることとなるだろう。

またファン・ダイクの存在感はセットプレイでも大きな影響を及ぼした。192cmと大柄な体格に加えて空中戦での上手さも光る選手が中央に立たれているのは相手にとって非常に厄介だろう。リヴァプールの3点目のシーンでは、マティプとともに上がっていたCB陣に守備が集中した結果、後ろでモハメド・サラーがフリーになっておりゴールネットを揺らしている。

さらにビルドアップ時にも大きな武器が復活した。一昨シーズンまで見られていたビルドアップ時の正確なロングフィードが復活。一本のパスから状況を打破できるそのキックだが、昨季はファン・ダイクの負傷から見ることができず。ポゼッション時も両SBにボールが集中し、相手CBの裏を狙うシーンは少なかった。攻撃時のオプションが1つ増えたことにより、チームとして攻めやすくなったこともメリットだ。

彼の存在の大きさを痛感した昨シーズン。開幕戦にフル出場できたことは、ファン・ダイクにとっても次につながる大事な試合となっただろう。リヴァプールのディフェンスリーダーは、今シーズンはプレイできなかった昨季の分まで大きく貢献してくれるはずだ。

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