グランパスを救った“新たな盾” デビュー戦決勝弾だけでないチームへの貢献

グランパス加入1試合目で申し分ないパフォーマンスを見せたキム・ミンテ photo/Getty Images

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負傷離脱の丸山の穴を埋める存在に

15日に行われた明治安田生命J1リーグ第24節で、湘南ベルマーレに1-0で勝利した名古屋グランパス。5月22日の徳島ヴォルティス戦以降の同リーグ6試合で、2分け4敗と苦境に陥ったものの、今節長いトンネルから抜け出した。

この試合で獅子奮迅の活躍を見せたのが、今月12日に北海道コンサドーレ札幌からの期限付き移籍での加入が発表されたばかりのDFキム・ミンテ。74分にFW相馬勇紀が蹴ったコーナーキックにヘディングで反応し、決勝ゴールを挙げてみせた。

また、同選手はこの試合で両軍の選手中最多のクリア数(10回)と、トップタイの空中戦勝利数を記録(3回、スタッツは『SofaScore』より)。36分には相手MF田中聡がペナルティエリア内でパスを受け、GKランゲラックと1対1になりかけたが、キムがタックルを仕掛けたことでシュートを阻止。頑強な対人守備と、的確なカバーリングで自軍の守備を引き締めていた。
5月15日の清水エスパルス戦(リーグ第14節)で、センターバックのレギュラー及び主将のDF丸山祐市が右膝前十字靱帯と内側側副靭帯を損傷。丸山を欠いた翌節以降のリーグ戦6試合で8失点と、自慢の堅守に綻びが生じていたグランパスにとって、加入したばかりのキムの活躍は喜ばしい出来事と言える。デビュー戦で申し分ないパフォーマンスを見せた同選手が、今後もグランパスの新たな盾として存在感を放つかもしれない。

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