衰えないレスターの得点源 重要な場面で決めきれる高い決定力

バーディは頼りになる男だ photo/Getty Images

勝ち点3を積み上げた

昨季惜しくも終盤で逃してしまったトップ4入りを目指すレスター・シティ。今季のプレミアリーグ開幕戦の相手はウルブズとなった。ウルブズは昨季13位でのフィニッシュと、ここ数年の成績に比べれば大きく後退してしまったチームではあるが、新監督を招聘し新しいチームになっている。

そんな中で先制点を挙げ、チームを勝利に導いたのはFWジェイミー・バーディだ。[4-2-3-1]の前線中央で先発となったバーディは序盤から裏抜けやゴール前への飛び出しと自身の持つスピードを武器に、チャンスに絡んでいく。すると、前半41分にサイドからのクロスに合わせると、相手に寄せられながらもワンタッチシュートでゴールネットを揺らした。21-22シーズンの開幕を告げるオープニングゴールをエース自らが決めて見せた。

昨季はケレチ・イヘアナチョの台頭もあってゴールから遠ざかっていたバーディだが、フォーメーションも3バックから4バックに戻り、よりストライカー的な動きが戻っている。現状はセンターバックの駒が足りないため、4バックを敷いているが、バーディの得点力を生かすのであれば、2トップよりも彼にボールの集まる現状の形の方が良いか。

エースのゴールで難敵ウルブズを退けたレスター。ウェズレイ・フォファナ、ジョニー・エヴァンズといった主力のセンターバックが離脱しているが、今夏に獲得した新規戦力、そして得点力のあるバーディを含めた前線の存在があれば、順調に勝ち点を積み上げられるか。

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