コナテ、ウパメカノを失ったライプツィヒ シマカンは彼らの代わりとなれるか

またライプツィヒは良い買い物をしたようだ photo/Getty Images

マインツ戦では高評価であった

昨季はブンデスリーガ2位でのフィニッシュとなったライプツィヒ。王者バイエルン・ミュンヘンの牙城を崩すためにも、今シーズンこそは優勝を勝ち取りたい。

そんな中で行われたマインツとの開幕戦は0-1での黒星スタートとなってしまった。以前まで指揮を執っていたユリアン・ナーゲルスマンから監督の座を受けたジェシー・マーシュ新監督の元では戦術の落とし込みが済んでいないのか、ところどころで意思の相違が見られ、連携面での不足が感じられた。

それでも、新加入のDFモハメド・シマカンは良いプレイを見せたか。今季からフランスのストラスブールから加入したシマカン。以前まではチェルシーやACミランが興味を示していた逸材で、ライプツィヒが獲得する形となった。

センターバックや右サイドバックを主戦場とする選手でマインツ戦ではヴィリ・オルバンとセンターバックでコンビを組んでいる。このポジションはイブラヒマ・コナテやダヨ・ウパメカノがいたが、今夏で放出されておりシマカンは彼らの代役だ。

187cmと大きな体格を持っており、空中戦にはめっぽう強い。マインツ戦では9回の空中戦での勝利数を誇っており、ロングボールを放り込んでくる相手の攻撃をはじき返してきた。セットプレイでも彼の空中戦での強さは光っており、マインツゴールを脅かすシーンも見られた。また、大きな体に加えスピードも兼ね備えており、早く強いタイプの選手だ。まだ、21歳と若く今後はオルバンと共に鉄板のコンビとなるか。

足元でボールを扱う技術は並程度だが、ミスもなくそつなくこなすタイプだ。マインツ戦では後方からの楔が少なく、そこは今後の改善点か。

マインツ戦は敗戦となったが、収穫はあったライプツィヒ。まだまだ、連携面でうまくいかないところが散見されており、次節のシュツットガルト戦に期待したいところ。バイエルンは引き分けたものの、優勝を争うボルシア・ドルトムントは白星を挙げており、序盤で差を付けられるのは避けたい(データは『WhoScored.com』より)。

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