開幕先発のアザールは悪くなかった キャリアハイの活躍を取り戻せるか

チェルシー時代の活躍を取り戻したいアザール photo/Getty Images

期待するしかないようだ

ジネディーヌ・ジダンが退任し、カルロ・アンチェロッティを招聘したレアル・マドリード。19-20シーズン以来となるリーグタイトル奪還に向けたリーグ戦が開幕した。相手はアラベスとなり、4-1で無事勝利して勝ち点3を獲得している。

順調に白星を挙げたレアルだが、問題は山積みだ。まず、セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランを放出したセンターバックの駒不足や全体の高齢化など、解決しなければならない問題が多くある。

その一つが不良債権と化しているエデン・アザールだ。クラブは彼をチェルシーから約156億円で獲得している。確かに、当時はチェルシーの主役としてプレミアで活躍しており、ベルギー代表でも中心選手であった。彼のドリブルの切れ味は素晴らしく、この移籍も成功すると思われていた。しかし、度重なる負傷での離脱からパフォーマンスは落ちており、今季で加入3年目となるが、約156億円の価値は見せられていない。

そんなアザールは先日行われたアラベス戦では左ウイングとして先発を果たした。チェルシー時代のようなキレがあるかと言われれば無いが、ミスなくプレイし、先制点となったカリム・ベンゼマのゴールをアシスト。その後も好機を演出し、ヴィニシウス・ジュニオールと交代でベンチに下がった。この日のアザールは大きなインパクトを残したわけではなく、そつなくこなしたといったほうが正しいか。それでも、怪我なくこのプレイを継続できれば、レアルとしても戦力に数えられるだろう。

西『MARCA』でも負傷の影響は感じさせないパフォーマンスを披露したと称賛しており、あとはアザールが自信を取り戻すだけだと報じている。

このように怪我明けでもまずまずなプレイを見せたアザール。現状ではキャリアハイのパフォーマンスには到底及ばないが、今後アザールの復活はあるのだろうか。

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