既にデ・ブライネ並みの存在感 新加入のグリーリッシュはマンCに何をもたらす?

既にチームの中心となっているグリーリッシュ photo/Getty Images

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10番に似合う活躍ぶりだ

今夏にイングランド史上最高額での移籍金でアストン・ヴィラからジャック・グリーリッシュを獲得したマンチェスター・シティ。即戦力ではあるものの、リヤド・マフレズやジョアン・カンセロらが2年目から戦力となったように、加入初年度は連携面でミスが目立つと思われていた。

しかし、コミュニティ・シールドのレスター戦でデビューすると、続くスパーズ戦では先発出場を果たした。左サイドを中心とした組み立てを中心に単独での突破を見せるなど、大きな存在感を放った。特にスパーズ戦では左サイドがラヒーム・スターリング、バンジャマン・メンディと連携面で不安のある2人だったが、彼らを引っ張る活躍を見せた。グリーリッシュの獲得理由の一つとして30歳となったケビン・デ・ブライネの負担軽減が考えられるが、ベルギー代表MFが居ないピッチでは既にグリーリッシュが司令塔となっている。

また、現在行われているストライカー獲得の失敗時にもグリーリッシュ加入の恩恵はある。まず、偽9番を採用した場合のインサイドハーフのバリエーションの増加だ。以前まではイルカイ・ギュンドアン、ベルナルド・シウバの2人が固定で起用されていたが、グリーリッシュの加入で層が厚くなり、更に左ウイングのフィル・フォーデンともポジションを入れ替えることが出来るようになった。偽9番時に起用できる選手の少なさから、ストライカーを置かない形は限界かと言われていたが、グリーリッシュの加入でまだ成長が見られるだろう。

既にチームに中心選手となったグリーリッシュ。次節のリーグ戦であるノリッジ戦でも起用が見込まれており、初ゴールに期待だ。

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