ルカクやハキミが去っても問題なし 頼もしきインテルの“新戦力”たち

開幕戦でさっそく躍動したジェコ(左)とチャルハノール(右) photo/Getty Images

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ジェコ&チャルハノールはさっそく結果

FWロメル・ルカクにMFアクラフ・ハキミなど、昨季スクデットを獲得しながらも2021年夏の移籍市場では主力選手を大量に放出したインテル。アントニオ・コンテ監督もチームを去り、今夏は同クラブにとって財政難を脱するために痛みを伴うオフシーズンとなった。これだけチームが変わってしまえば、セリエAの連覇は厳しいか。おそらく、そう感じていた人も少なくはなかったはずだ。

しかし、今季もインテルは変わらず強い。現地時間21日に行われたセリエA開幕節にて、同クラブはジェノアを相手に4-0の大勝を収めている。主力放出の不安など何処吹く風。ネッラズーリは2021-22シーズンの1発目から圧巻のゲームを披露することに成功した。

そんなジェノア戦勝利の中心にいたのが、頼もしい新加入選手たちだ。特にMFハカン・チャルハノール(ACミランから加入)とFWエディン・ジェコ(ASローマから加入)の存在感は抜群だったと言っていい。
前者は中盤の選手たちと巧みにポジションチェンジを行いながら、得意とする高精度のキックでチャンスを演出。14分には素晴らしいミドルシュートをゴールネット右隅に突き刺した。そして、後者は最前線で身体を張って味方の攻撃をサポートしつつ、終了間際の87分には代名詞のヘディングでダメ押しゴール。内容の素晴らしさに加え、きちんと結果も残す働きでチームを勝利に導いている。

ルカクやハキミがチームを去り、クリスティアン・エリクセンも復帰が不透明ななかで、その穴を代役たちがきちんと埋めているインテル。ジェコやチャルハノール以外にも、このジェノア戦ではフェデリコ・ディマルコやデンゼル・ダンフリースといった新戦力も出場を記録している。はたして、この新たな力はネッラズーリを再びセリエAの頂点へと導くことになるのか。2021-22シーズン、インテルの新戦力には大いに注目だ。

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