守備でのクオリティは既にプレミアトップクラス? ビッグクラブが目を光らせるブライトンのボールハンター

出足の早い守備からアシストを記録したビスマ photo/Getty Images

どのチームの欲しがる逸材だ

今夏の移籍市場では各クラブがこぞって関心を示したブライトンのイヴ・ビスマ。放出濃厚かと言われていたが、リーグ戦ではここまで2試合連続でフル出場を果たしており、2連勝に貢献している。市場はまだ開いているため、移籍の可能性もあるが、チーム残留となれば素晴らしい戦力となる。

先日行われたプレミア第2節のワトフォード戦でも彼の攻守に渡る大きな貢献度が見られた。[4-4-2]のダブルボランチでアダム・ララーナとコンビを組んだビスマ。ボールを持った際の展開力とボール奪取を武器に中盤からチームを支えた。データサイト『WhoScored.com』によればワトフォード戦では5回のタックル成功に加え、5回のインターセプトを決めている。ここまで中盤のフィルターが機能していれば、守備陣としても守りやすいか。また、ダメ押しとなったニール・モペイのゴールもビスマの出足の早い守備から得点を決めており、アシストを記録している。

守備ではこのようにボールハンターとして目を光らせているビスマ。しかし、攻撃面では良さを見せるものの守備ほどのクオリティはなく、パスコースを塞がれたり、ドリブル時に囲まれたりすれば手詰まりとなってしまうため、そこは今後の改善点か。

問題点はあるものの、ビッグクラブから関心を寄せられるだけのパフォーマンスを披露したビスマ。まだ、24歳と若く成長期であり、今後どのような選手となるか楽しみだ。

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