リーグ戦初ゴールはチームを救う決勝点に 現役ポーランド代表FWは名古屋の得点力不足を解消できるか

素晴らしいゴールでチームを勝利に導いたシュヴィルツォク photo/Getty Images

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素晴らしいゴールであった

序盤のような勢いは失ってしまったものの、上位をキープしている名古屋グランパス。しかし、守備の要である丸山祐市、前線で良さを見せていた山崎凌吾が怪我で戦列を離れており、フルメンバーで戦えていないのは苦しいか。

それでも、先日行われた湘南ベルマーレ戦、アビスパ福岡戦に勝利し、4月以来の連勝を記録した。そんな名古屋を支えたのが新加入のFWヤクブ・シュヴィルツォクだ。

今季途中から加入したシュヴィルツォクは前所属クラブでは15ゴールを挙げており、現役のポーランド代表FWである。先日行われたEURO2020にも出場しており、欧州を舞台に戦ってきた選手だ。

リーグ戦3試合目の出場となった福岡戦では阿部浩之と変わって最前線の1トップに入ると、いきなり大仕事をやってのける。吉田豊からパスを受けたシュヴィルツォクはファーストタッチで前を向くと右足を振り抜く。少し回転の掛かったボールはゴール右隅に決まり、リーグ戦初得点はとんでもないワールドクラスのゴールとなった。

その後も収まりの良いポストプレイから前線で時間を作ると、パスや動き出しで好機を演出して見せた。また、左サイドからのフリーキックではキッカーを務め、際どいシュートを披露し、キッカーとしてのレベルの高さがうかがえた。守備に関してはそこまで追うことはないものの、最低限のプレスは見せており、前線に置いても後方の負担になることはなさそうだ。

結果、このゴールが決勝点となり、勝ち点3を得た名古屋。序盤から白星は重ねるものの、得点力不足に悩まされていた名古屋だが、シュヴィルツォクはそんな不安をかき消してくれる存在なのかも知れない。

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