プレミアの王座奪還へ 昨季の逆境を乗り越えてリヴァプールは進化した

2021-22シーズン、プレミアで好調な滑り出しを見せているリヴァプール photo/Getty Images

今季は開幕2連勝中

2020-21シーズンがなんとかプレミアリーグを3位でフィニッシュしたものの、怪我人の続出で悪夢のような1年を送ることとなってしまったリヴァプール。しかし、離脱者が続々と復帰した今季、彼らは再び王座を争う戦いに戻ってくるのか。

現時点で、その歩みは順調と言えるだろう。ここまでのリーグ戦2試合でリヴァプールは連勝を記録。まだ最序盤ではあるものの、昨季1位と2位でフィニッシュしたマンチェスター勢はいずれも開幕の連勝に失敗しているところを見ると、一筋縄ではいかないスタートダッシュをキッチリ決められたことは非常に大きい。最初の難関は次節チェルシー戦だが、ここを乗り切ればレッズは一気に勢いづいてくるか。もしかすると、今季の彼らはまた2019-20シーズンのような独走劇を見せてくれるかもしれない。

そんな期待感のある今季のリヴァプールだが、ここまで彼らが頼もしく見えるのは昨季の苦境を乗り越えてきたからということもあるのだろうか。あの苦しかったシーズンを経験したことで、レッズはより強固なチームとなった。そう語るのはDFアンドリュー・ロバートソンだ。

「昨季は僕らにとって大きなシーズンだった。今では良い思い出として振り返ることができるよ。人々は僕らが困難なシーズンを経験したと言うかもしれないけど、僕個人としてはその意見に反対だよ。僕とジニ(ジョルジニオ・ワイナルドゥム)はリーダーとしての経験を積むことができたし、ナサニエル・フィリップスやリース・ウィリアムズといった選手も出場機会を得ることができた。チームがいつもと少し違う形で成長することができたのは大きな成果だと思うんだ。僕らはあのシーズンを経験したことで自信をつけたし、チーム全体の底上げにもなったんだ」(英『Daily Mirror』より)

逆境の昨季で得た経験を糧にして、さらにパワーアップした2021-22シーズンのリヴァプール。はたして、彼らは今季のプレミアをどこまで盛り上げる存在となるのだろうか。レッズの逆襲に期待だ。

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