“ウィニエスタ”と呼ばれる男がいた 3部で喘ぐクラブに魔法かけるテクニシャン

サンダーランドの中盤をコントロールするウィニエスタことウィンチェスター photo/Getty Images

無名に近い存在ではあるが……

かつてはプレミアリーグの常連クラブだったはずが、今や3部相当のリーグ1に甘んじているクラブがある。

今季で3シーズン続けてのリーグ1所属となったサンダーランドだ。

サンダーランドは2016-17シーズンにプレミアリーグ最下位となり、2部相当のチャンピオンシップへ降格。

すると続く2017-18シーズンにはチャンピオンシップでも24位まで落ち込み、一気にリーグ1へ降格。その後も昇格のきっかけは掴めていない。

すっかり忘れられてしまったが、実はそんなチームにウィニエスタと呼ばれるテクニシャンがいる。28歳の北アイルランド人MFカール・ウィンチェスターだ。

ウィニエスタとはもちろんヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタからきているのだが、ウィンチェスターはそれほどまでにテクニックが評価されているというわけだ。

英『The Northan Echo』によれば、このニックネームについて指揮官のリー・ジョンソンはこう語る。

「サポーターは冗談を交え彼をウィニエスタと呼ぶが、今になってその理由が分かったのではないかと思う。もし彼の名前が本当にウィニエスタだったら、スペインのトップディヴィジョンでプレイしていただろうね。それだけ技術が優れている」

もちろん冗談半分のニックネームではあるものの、サンダーランド復活のカギを握る人物の1人と言ってもいいだろう。特に目立ったキャリアを歩んでいるわけではないが、サポーターは街のイニエスタのプレイを楽しみにしている。

チームも今季は開幕から4試合で3勝1敗と悪くない。再びのプレミアリーグへ、ウィニエスタの魔法に期待だ。

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