守備の強化でポルトガル軍団はさらに強くなる ウルブズが狙うフランス王者のCBとは

ボトマンが加わればウルブズは更に強くなるだろう photo/Getty Images

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近年のサッカー界では優秀なセンターバックを持つチームが好成績を残している。昨季のCL決勝ではマンチェスター・シティにルベン・ディアスとジョン・ストーンズが、チェルシーにはアントニオ・リュディガー、チアゴ・シウバ、セサル・アスピリクエタとワールドクラスのディフェンダーが勢ぞろいとなっている。

センターバックに多くの資金を投入するクラブは増えており、今夏の移籍市場でもその流れは変わらない。どのクラブも優秀な人材を欲している。移籍市場に精通しているジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏によればフランス王者であるリールのスヴェン・ボトマンに移籍の可能性があるようだ。候補としてはウルブズが関心を示している。

ボトマンは21歳と若い選手ではあるが、昨季リーグアンを制しており非常に頼れるセンターバックである。195cmとサイズのある選手で、空中戦を強みとしている。昨季行われたパリ・サンジェルマン戦では相方のジョゼ・フォンテと共にパリの攻撃を跳ね返し続けており、能力の高さは証明済みだ。また、サイズの大きさからは予想のつかない瞬足の持ち主であり、対人性能も高い。

ウルブズとしてはリーグ戦2連敗となっており、守備へのテコ入れは必要か。現状ではコナー・コーディ、ロマン・サイスといった優秀な選手を揃えているが、実力者を加えるのは悪くない選択肢か。アダマ・トラオレのトッテナムへの移籍が噂されており、ウルブズとしてはそこで得た移籍金をボトマンに回す可能性はあるだろう。

以前はスパーズからも関心が寄せられていたボトマン。今季はリールでCLに出場することが出来るが、リーグ戦はここまで3戦勝ち無しといった状況だ。難しい選択ではあるが、移籍市場の閉幕まであまり時間がなく、今後の動向に注目だ。

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