長いレンタル生活の末に掴んだ成功物語 英代表初選出となったリーズのエース

リーズのエースとして君臨するバンフォード photo/Getty Images

チェルシー移籍も出場できず苦労した過去

イングランド代表は9月に行なわれるFIFAワールドカップの欧州予選を戦うメンバーを発表した。その中で初選出となったのが昨季のプレミアリーグで17得点を決めたパトリック・バンフォードだ。

バンフォードは2012-13シーズンよりノッティンガムからチェルシーへ加入。しかしその後はレンタル移籍を繰り返し、計6クラブを渡り歩く。ミドルズブラ時代には、EFLチャンピオンシップ(2部)で得点王を獲得し、FAカップではマンチェスター・シティ相手に得点を決めてジャイアント・キリングを起こすなど活躍。リーズ・ユナイテッドへ移籍後は、エースとして君臨しプレミアリーグ昇格に貢献した。

プレミアリーグだけではなく3部でも武者修行を積んでいたバンフォード。最終的にチェルシーでは1試合も出場することはできなかったが、ローン生活でも下部リーグで着実に成長し活躍したことで、現在のブレイクがあると言える。

レンタル時代に活躍したミドルズブラが、チェルシーからレンタルした他クラブで出場機会を得られていなかったバンフォードを完全移籍で獲得。そこで得点を積み重ね、認められたことでリーズへの移籍へとつながっているからだ。昨季は大舞台の挑戦にも臆することなく活躍を続け、得点ランキング4位タイになり大きくその名を知らしめた。

下積みは長かったが、そこでも腐らずに活躍を続けることで大きな成功を掴んだバンフォード。イングランド代表へと選出され、世界トップレベルの舞台へと足を踏み入れる。今後はジェイミー・バーディのような息の長い選手になっていくかもしれない。

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