ピッチ内外での喧嘩にSNSで問題投稿…… “ミラクル・レスター”で主力もトラブル続きな元英代表MF

レスターでは主力として活躍 photo/Getty Images

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レスターのプレミア制覇に貢献も

2015-16シーズンのプレミアリーグは、今もなおサッカーファンの間で語られる貴重なシーズンとなった。この年の主役となったレスター・シティの初優勝を支えた主力たちは、チェルシーでバロンドール候補となっているエンゴロ・カンテや、現在もレスターで得点量産を続けるジェイミー・バーディを筆頭に今もトップシーンで輝いている。

そんな中でビッグクラブへ引き抜かれながらも、うまくフィットすることができず活躍できなかった選手もいる。それがチェルシーへと移籍したダニー・ドリンクウォーターだ。レスターでは献身的に動き回り、カンテと形成した強力な中盤でプレミアを制覇。チェルシーでも同僚となっており、レスター時代の活躍に大きな期待を寄せられる。

しかし、アントニオ・コンテやマウリツィオ・サッリの下では重用されず。移籍禁止による若手重視のスタイル変更でさらに自身のポジションはなくなり、レンタル移籍を繰り返す。今季もチェルシーは彼を売却する予定であり、オファーがあれば放出する構えを見せている。

プレミアリーグ制覇にも貢献した実力者だが、なぜ出場機会を与えられないのだろうか。それには自身の問題もあるだろう。レンタル先のバーンリーやアストン・ヴィラではピッチ外で問題を起こし、チームから解雇されてしまう。またチェルシーでもリザーブチームで喧嘩になると、レッドカードで退場になるなどトラブルを起こすケースが少なくない。

考えが合わなかったとされるフランク・ランパード監督が解任された時は自身のSNSに喜びのコメントを投稿しており、多くのファンから非難され削除することとなった。若いころから問題が少なくなかったドリンクウォーターは、現在も獲得を敬遠される1つの要因かもしれない。

ただ前述したように実力は十分に持ち合わせており、過去にはイングランド代表にも選ばれたドリンクウォーター。サッカーに打ち込める環境に身を置くことができれば、再びトップシーンへと戻れる可能性もある。今後のドリンクウォーターにも注目したい。

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