イタリア王者インテルに訪れたリベンジのとき 成長した姿をCLで見せられるか

昨季のCLではレアルに2連敗を喫したインテル photo/Getty Images

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2年連続でレアルとシャフタールと同組に

現地時間26日、UEFAチャンピオンズリーグの2021-22シーズンの組み合わせ抽選会が行われた。マンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンの超豪華軍団対決や、これまでCL決勝でしか相見えなかったリヴァプールとミランの激突など、今季はグループステージからたくさんの見どころがある。イタリア王者として同大会に挑むインテルの戦いもその一つだろう。

インテルは今季、レアル・マドリード(スペイン)、シャフタール(ウクライナ)、シェリフ・ティラスポリ(モルドバ)と同組のグループDに入った。レアルとシャフタールとの対戦は、まさかの2年連続だ。ただ、インテルにとっては、これは願ってもない状況かもしれない。

昨季、ユヴェントスの10連覇を阻止し、11年ぶりにスクデットを獲得したインテル。イタリア国内では圧倒的な強さを披露した同クラブだが、CLではグループステージ敗退を喫していた。しかもグループの最下位に沈み、ヨーロッパリーグへ回ることすらできない屈辱。レアル戦では2試合で5つものゴールを奪われて2連敗、シャフタール戦では相手の粘り強い守備を最後まで攻略できずに2戦連続スコアレスドローに終わっていた。
組み合わせ抽選会の結果を受け、インテルはさぞかし昨季のリベンジに燃えていることだろう。FWロメル・ルカクやDFアクラフ・ハキミといった昨季の主力が今夏にチームを去ったが、新戦力のFWエディン・ジェコやMFハカン・チャルハノール、MFホアキン・コレアらが早速違いを見せつけており、ここまで2試合を戦ったセリエAでは昨季からの衰えを全く感じさせていない。また、アントニオ・コンテ前監督に代わって指揮官を務めることとなったシモーネ・インザーギ監督も、前体制の堅守をうまく活用しつつ、自身の色や鋭い戦術眼、巧みな采配を出してチームを勝利へ導いている。

さらに、スクデットを獲得したことでインテルの選手たちは、こういった大舞台では最も重要といっても過言ではない「自信」や「勝者のメンタリティ」という武器も手にしたことだろう。今季のCLでは、昨季とは一味も二味も違うところを見せられるのではないか。インテルは15日に行われるグループステージの初戦で、レアルをホームへ迎え入れる予定となっている。この1年で成長した姿を披露し、白星発進を決めて昨季のリベンジを果たしたいところだ。

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