モウリーニョ・ローマに欠かせぬ“No.7” ストライカーとしても振る舞える司令塔

サレルニターナ戦で2得点を記録したペッレグリーニ photo/Getty Images

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サレルニターナ戦では2得点の大活躍

現地時間29日に行われたセリエA第2節にて、ASローマは敵地でサレルニターナと対戦した。この試合で、同クラブは昇格組相手に4-0の大勝。格下相手とはいえ、大量得点&クリーンシートを記録しての勝利はジャッロロッシに大きな自信を与えることとなったはずだ。

そんなサレルニターナ戦における勝利の立役者となったのが、中盤の攻撃的なポジションを任されているMFロレンツォ・ペッレグリーニ。この試合に[4-2-3-1]のシステムのトップ下としてフル出場を果たした同選手は、攻撃面で圧倒的な存在感を発揮し2ゴールの大活躍。一般的にはパサーのイメージも強いプレイヤーだが、このサレルニターナ戦においては彼のアタッカーとしての一面も色濃く出たと言っていい。

なかでも、48分に奪った先制ゴールのシーンではその特長が顕著に表れた。この場面にて、ローマは左サイドから攻撃の形を作っていたのだが、ペッレグリーニは自分の前方にポッカリと空いたスペースがあると見るや躊躇なくそこに飛び込んでゴールを決めてしまった。隙あらば、自分も前へ。以前からそういった気質は見て取れる選手だったが、今季その傾向はより顕著となっている。巧みにスペースを有効活用する動きにも、以前より磨きがかかった印象だ。
そのほか、79分には完璧にコントロールされたミドルシュートで、この試合における2ゴール目も記録したペッレグリーニ。もはやこの男、ただのトップ下ではない。必要に応じてストライカーにもなれる司令塔こそ、今季のモウリーニョ・ローマにおける最重要人物か。新加入FWタミー・エイブラハムらの躍動も注目を集めるジャッロロッシだが、ピッチ上では新たなカピターノも最高級の輝きを放っている。

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