リヴァプール行きもライプツィヒ行きも失敗? 欧州5大リーグで悩む南野&ヒチャンの現状

ファン・ヒチャンも望んだ結果は出ていない photo/Getty Images

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移籍先がハイレベルすぎたか

2019年12月にリヴァプールへ向かった日本代表FW南野拓実、その半年後の2020年夏にライプツィヒヘ向かった韓国代表FWファン・ヒチャン。いずれもオーストリアの名門ザルツブルクからステップアップしたわけだが、ここまでは似たような道を歩んでいる。

ライプツィヒはリヴァプールほどのビッグクラブというわけではないが、それでも優秀な選手を抱えるクラブだ。

攻撃面ではスウェーデン代表MFエミル・フォルスベリ、MFクリストファー・エンクンク、デンマーク代表FWユスフ・ポウルセン、ポルトガル代表FWアンドレ・シウバ、今夏には若きオランダ人FWブライアン・ブロビー、ザルツブルクからMFドミニク・ショボスライも加わるなどタレントは豊富だ。
その中でファン・ヒチャンは出番を掴めず、ライプツィヒでは29試合に出場して3得点の成績に留まっていた。

南野もリヴァプールでは出番少なく photo/Getty Images

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このままワールドカップは迎えられない

一方でリヴァプールの南野はもっと激しいレギュラー争いに挑んでおり、こちらもリヴァプールでは31試合にしか出場できていない。得点数も4点のみで、2人のアジア人FWの成績は似ている。欧州5大リーグにステップアップしたところまでは良かったが、ややチームのレベルが高すぎたのかもしれない。レギュラーを掴めず、ここまで2人の挑戦は失敗に終わっていると言っていい。

ファン・ヒチャンの方は今夏にイングランドのウォルバーハンプトンへレンタル移籍することになり、新たな場所での再スタートを決断した。中堅クラブではあるものの、まずは出場機会確保が先決だ。

来年にはワールドカップ・カタール大会が控えており、両者とも代表メンバーだ。クラブで出番を掴んでおかなければ、代表での定位置も安泰ではないだろう。

南野の方も今後の動きが注目されるが、ザルツブルクで育った2人は欧州5大リーグで結果を残せるか。

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